サロンのウリを発信することで「お客様を選ぶ」ということ

ファミレスよりも専門店になろう

いろいろな人に受け入れてもらえるようにサロンを運営すると、「誰が来てもOK、何でもできるサロンです」とアピールしていることになります。

特別にアピールできるものがないので、実はどんな人にも魅力がないサロンになってしまうのです。

つまり、お客様像（ペルソナさん）をはっきりさせないまま、いろいろな人のことを考えてサロンをはじめると、サロンのウリがハッキリしなくなってしまいます。

例えば、「美味しいオムライスが食べたい」という気分のときに、ファミレスとオムライス専門店があったらどちらに行くでしょうか。

私なら、迷わずオムライス専門店にいきます。

だって、「美味しいオムライスが食べたい」のですから、口に合う合わないは別にして、オムライス専門店のオムライスを食べたいですよね。

同じように、サロンを探しているお客様にも、「何でもできる」ファミレス的なサロンは響かないのです。

OLさんが対象のエステサロンの場合は・・・

それでは、選ばれる「専門店」のようなサロンになるにはどうしたらいいのでしょうか。

その第一歩が、一番ファンになってもらいたいお客様像（ペルソナさん）を考え、その人の悩みにアプローチすることです。

例えば、OLさん向けのエステサロンなら

• パソコン作業でひどい眼精疲労に効く目覚めたらスッキリヘッドマッサージ
• 忙しいOLさんに嬉しい早朝・深夜受付可能
• 20年間OLだったセラピストが会社の悩みをお聞きします

など、対象であるOLさんに響くアピールを行いましょう。

お客様を選ぶことは、それ以外の方を拒否することではない

「お客様を選ぶ」というと、対象以外のお客様のご来店を拒否するようなイメージを持たれるかもしれませんが、もちろん違います。

サロンの個性＝ウリ　を丁寧にたった一人の理想のお客様に発信することで、対象のお客様（ペルソナさん）だけから選ばれるように、サロン側がもっていくのです。

そうすると、ペルソナさんにとって居心地の良いサロンが自然にできあがり、ファンが増えていきます。

あなたも、お客様もハッピーです！

サロンにとっても尽くしたい、サービスしてあげたいお客様が増え、長いお付き合いができるようになっていきます。

ウリを明確にすると、ペルソナ以外にも響くので、結果的に多くのお客様が集まるようになります。

次回は、「お客様ラブ！」マーケティングの２つ目の考え方についてご紹介します。

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