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編集者という仕事は、著者の裏方。
多くはフリーの存在である著者を支えるサラリーマン。
というイメージをぶち壊すスーパー編集者。
僕が箕輪さんを知ったのは、某界隈では話題になった水道橋博士との殴り合い(試合)
なんちゅー型破りな編集者がおるんや!と目が離せなくなった。
そんな箕輪さんが、著者となって本を書いた。
これ、ビジネス書というより、ロックスターの自伝やで。
とにかく、型破り。破天荒。クレイジー。
しかし。
読み進めると気づく。
この人が言ってることは、当たり前のことだ。
って。
これでもか!というようなエピソード
ロックスターがめちゃめちゃやった武勇伝のように、箕輪さんのエピソードが出てくる。
時にはハラハラし、時には爆笑しながらどんどん読み進める。
ただの武勇伝の列挙との違いは、一つ一つエピソードに理由があること。
それも、常識という枠組みから見れば、理由にもなっていない理由が。
この理由の説明がいちいち面白い。
そして、よくよく読めば、本当の、当たり前のことなのだ。
僕はただ自分が読みたい本をつくるだけだ。その最初の瞬間には、売れるか売れないかなどどうでもいい。(141)
「好きなことをやる」「やりたいことをやる」というのは大切だ。それが全てだ。しかし、そのためには結果が必要だ。自由になるためには数字がいるのだ(146)
箕輪さんが言ってるのは、
常識なんて幻想に囚われてないで、個体の掟で生きていいんだよ
ってことなんだと。
これって、当たり前のことやん。
18世紀の終わりにフランス革命が起きるまで、人々はがんじがらめのアンシャン・レジーム(旧体制)に寄りかかって生きていた。
聖職者や貴族は特権階級であぐらをかき、大多数の庶民は苦しい生活を強いられて搾取される。「アンシャン・レジームなんて壊してしまえばいい」と当たり前のことを当たり前に叫ぶ革命家が出現するまで、あまりにも時間がかかった。
21世紀の日本でも、昭和レトロなアンシャン・レジームがとぐろを巻いている。(121)
今、当たり前のことを当たり前に叫ぶ箕輪厚介は革命家だ。
サロンオーナーやフリーランスの先輩たち。嫉妬しよう
サロンオーナーやフリーランス、そして僕のような起業家は、もともと自由を求め、自由に生き、人々を(何らかの形で)自由にしようとする存在だったはず。
しかし、時を経るに連れ、僕たちが常識に囚われてしまっていないか。
そんな中、サラリーマンという立場で、その立場を逆手に取って、僕たちより自由を求め、自由に生き、人々を自由にしようとする人が現れた。
この人の生き方に嫉妬しないか?
もちろん、この人みたいにならなくてもいい。
でも、もっと今に熱狂して、もっとステキを爆発させ、自分の方法で解き放たれ自由に生きることを追求しよう!
って、思わせてくれる本。
モヤモヤしているサロンオーナーさん、フリーランスさん、起業家の方おすすめです。