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死ぬこと以外かすり傷と、マジで言えてるか

2018/09/16

編集者という仕事は、著者の裏方。

多くはフリーの存在である著者を支えるサラリーマン。

というイメージをぶち壊すスーパー編集者。

 

僕が箕輪さんを知ったのは、某界隈では話題になった水道橋博士との殴り合い(試合)

なんちゅー型破りな編集者がおるんや!と目が離せなくなった。

そんな箕輪さんが、著者となって本を書いた。

 

 

 

 

これ、ビジネス書というより、ロックスターの自伝やで。

とにかく、型破り。破天荒。クレイジー。

 

しかし。

読み進めると気づく。

この人が言ってることは、当たり前のことだ。

って。

これでもか!というようなエピソード

ロックスターがめちゃめちゃやった武勇伝のように、箕輪さんのエピソードが出てくる。


  • 与沢翼に雑誌の創刊を持ちかけ、金を出させ、発売日に与沢翼が逮捕される。そして3,000部完売
  • 無名時代に幻冬舎社長・見城徹に執筆依頼。12万部のヒット作に
  • 元大王製紙会長・井川意高(会社のお金をカジノで106億円スッて逮捕された人)とシンガポールのカジノに
  • 月収2/3の都内のマンションに引越し。副業で稼ぐしか無いところに自分を追い込む
  • 会社に無断でオンラインサロンを開設。月5,000円の会員が300名に。

 

時にはハラハラし、時には爆笑しながらどんどん読み進める。

ただの武勇伝の列挙との違いは、一つ一つエピソードに理由があること。

それも、常識という枠組みから見れば、理由にもなっていない理由が。

この理由の説明がいちいち面白い。

そして、よくよく読めば、本当の、当たり前のことなのだ。

 

僕はただ自分が読みたい本をつくるだけだ。その最初の瞬間には、売れるか売れないかなどどうでもいい。(141)

 

「好きなことをやる」「やりたいことをやる」というのは大切だ。それが全てだ。しかし、そのためには結果が必要だ。自由になるためには数字がいるのだ(146)

 

箕輪さんが言ってるのは、

常識なんて幻想に囚われてないで、個体の掟で生きていいんだよ

ってことなんだと。

 

これって、当たり前のことやん。

 

18世紀の終わりにフランス革命が起きるまで、人々はがんじがらめのアンシャン・レジーム(旧体制)に寄りかかって生きていた。

聖職者や貴族は特権階級であぐらをかき、大多数の庶民は苦しい生活を強いられて搾取される。「アンシャン・レジームなんて壊してしまえばいい」と当たり前のことを当たり前に叫ぶ革命家が出現するまで、あまりにも時間がかかった。

21世紀の日本でも、昭和レトロなアンシャン・レジームがとぐろを巻いている。(121)

 

今、当たり前のことを当たり前に叫ぶ箕輪厚介は革命家だ。

サロンオーナーやフリーランスの先輩たち。嫉妬しよう

サロンオーナーやフリーランス、そして僕のような起業家は、もともと自由を求め、自由に生き、人々を(何らかの形で)自由にしようとする存在だったはず。

しかし、時を経るに連れ、僕たちが常識に囚われてしまっていないか。

 

そんな中、サラリーマンという立場で、その立場を逆手に取って、僕たちより自由を求め、自由に生き、人々を自由にしようとする人が現れた。

 

この人の生き方に嫉妬しないか?

 

もちろん、この人みたいにならなくてもいい。

でも、もっと今に熱狂して、もっとステキを爆発させ、自分の方法で解き放たれ自由に生きることを追求しよう!

って、思わせてくれる本。

 

 

モヤモヤしているサロンオーナーさん、フリーランスさん、起業家の方おすすめです。

 

 

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