「未来を予測するのは経営者の仕事。」
いろんなコンサルタントがおっしゃいます。
いろんな経営書にも書いてます。
この言葉を聞いたお店やサロンのオーナーさんがよく反発するんですね。
「ウチのような小さなお店は、「未来」などと背伸びせず、目の前のお客様にご満足いただくことだけ考えます!」
みたいな。
これ、聞こえはよいですが
お客様をかくれみのにした、ただの現実逃避です。
現在お客様がお店に来られているということは
あなたのお店は、お客様にとって無くては困る存在なのです。
「ウチなんか無くても他にいくらでも変わりはある」
「お客様はウチが良くて選らんだんじゃない、たまたまだ」
なんて心構えで商売をしている訳じゃないでしょう?
(そんな、気持ちで「お客様の満足」とかちゃんちゃら可笑しいですよ!)
そう。
お客様のこと第一に考えるなら、
お店はずっとずっと続けなければならないのです。
僕は個人の尊厳を失ってまで経営を続けろと言ってるのではない。命まで落とすことはない。
ただ、一度お客様にサービスを提供したのなら苦しくても限界まで続ける責任が発生したことを自覚して欲しいのであります。
では、そもそも未来を予測するのは何のためでしょう。
実は多くのコンサルタントが未来予測を推奨するのは大きく分けて2つの目的があってのことです。
ひとつは・・・
将来のチャンスを予測して、商売を伸ばすため。
もうひとつは・・・
将来のピンチを乗りきれる備えを行うため。
たぶん、上のお店やサロンのオーナーさんは
1つ目の「チャンスを活かす」ための未来予測について否定的なんだと思うのです。
ウチは将来起こるか起こらないチャンスなんかに賭けないで
実直に商売をするのみですよ〜
とおっしゃりたいのかと。
しかし、もうひとつの側面「ピンチに備える」についてはどうでしょうか。
将来起こりうるピンチ、
- 仕入れていた材料が高騰する
- 競合店が近隣に出店する
- 法律や規制が改正されてサービスが提供できなくなる
- 自分が身体を壊してしまう
なんてことが急に起こったら、目の前のお客様にご満足頂くことができなくなってしまいます。
ですから、経営者は将来的に起こりうるピンチについて予測を行い
そのピンチを乗り切るお店に改善していく・・・
ということに取り組まなければなりません。
この改善を行わない経営者は、
目の前のお客様のご満足を言い訳にして、
いつか起こるかもしれないピンチから目をそむけているにすぎないのです。
「そんなこと言ったって、未来なんて予測できないよ!」
これもよく聞く言い訳です。
なぜか。
それは、あなたが未来予測をしようとしていないから。
です。
確かに天変地異のような予測不能なピンチもあるでしょう。
しかし、たいていのピンチはいきなり訪れません。
物事が起こるには前兆というものがあります。
例えば、多くのお店やサロンのオーナーにとって青天の霹靂であった
サブプライム・ローン危機やリーマン・ショック
これ、日本に影響出る前から日経新聞なんかじゃ騒いでましたよね。
全く専門外で未来予測をしない人間からすると
突然訪れたように見えるピンチも
その業界にいて、未来を予測していた人にとっては
当然のように、起こるべくして起こった出来事なんです。
だから。
いくら発展する希望を持っていなくても
(ちなみに僕は「成長を望まない」というのも大きなリスクだと思っている。これについては別に述べることにします)
僕たち経営者は未来を予測するという責任からは逃れられないのです。
これまで未来予測をしていなかった、お店やサロンのオーナーさんも
今のお客様にこれからもご満足頂くために
ぜひ未来予測に取り組んでみてください。
やってみると結構楽しいよ!
PS.
下のドリルにも「5年後の理想のお店の姿」について考える課題があるから
それから取り組んでみてもいいですよ〜
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