スモールなサービスで起業する起業家には、どんなマインドが必要か?
と聞かれたら、今なら僕は
抽象化力
と答えるでしょう。
抽象化とは
対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法である(Wikipedia)
とありますが、僕は
みたいなイメージを持っています。
では、なぜこの抽象化する力が、スモールサービス起業家にとって必要なのでしょうか。
なぜなら、スモールサービスというお商売の本質が「調和」にあるからです。
これは、実際にスモールサービスをされている方であれば、感覚的に共感いただけると思います。
人がサービスという行為で人を幸せにする
というのが、シンプル化したスモールサービスというお商売。
ここには、人と人の調和が必要になります。
本質が調和なので、メニューにも、マーケティングにも、サービスの場にも調和を必要とします。
もっというと、サービスを行う人、経営する人の心にも調和への努力が求められる。
それが、スモールサービスというお商売ではないでしょうか。
そして、調和を生むには、抽象化の力が必要なのです。
相手と調和するには、
の2つが欠かせません。
眼の前の物事だけで判断していては、自分の考え方と相容れない人や物事に遭遇した時、それを理解することができません。
ここで抽象化なのです。
眼の前の物事の背後を考えることで、その眼の前の物事を理解する。
そしてその理解は、(共感できなくても)相手を尊重することに繋がります。
「私とは違うけど、あなたの考えは理解できるし、それを尊重する」という態度ですね。
この尊重があるから、では相手とどう調和のか、という道へと進めるのです。
この一連のプロセスに必要な力こそが、抽象化する力と言えるでしょう。
もちろん、調和を重んじるあなたは、いつも抽象化の力を発揮していると思います。
ただ、いま申し上げた調和のプロセスとそこにはたらく抽象化の力を意識することで、もっと繊細に調和への力を発揮することができるようになると思います。
スモールサービスの本質は愛。
その愛を実現するのは調和。その調和を生むのが抽象化の力。なのです。
抽象化についてもっと知りたい方は
ホム育気づきサロンで23年10月に開催された
を見ると良いです。