サービスって形が無い。
だから、値段をつけるのが非常に難しい。
こないだ、サービス業の価格設定について1本まるまるセミナーで考えたくらい。
価値と価格を釣り合わせるのが難しいのだ。
だから、サービスが高額になれば、それを販売することに気が引けてしまう人が多い。
きっと価値はあるのだ。その価格をいただくだけの。と自分を奮い立たせても、どうしても気が引けてしまう。
こんな時は、具体的に何が自分が高額サービスを販売するのにブレーキ=心理的抵抗をかけているのかを観察して対策するのがおすすめです。
高額サービスを販売する時の心理的抵抗。あるある4つと対策
僕がこれまでご相談を受けたスモールサービス起業家さんによくみられた、高額サービス販売への心理的抵抗は、次の4つかなあ。
1.しょぼい私がこんな高額を受け取れるはずがないという自己卑下
自分の価値を低く見積もり、こんな高額サービス、私から買いたくないはず。
私から買ってくれるはずがないという自分を卑下した思い込み。
こんな自分に気づいたら、これまで自分がお客様から受けた感謝を思い出そう。
そして、自分の技術、個性、経験を書き出してみて、価格に見合うステキを持っていることを確認してみよう。
多分大丈夫だよ!
つまり、高額を払ってもらうとそれだけの価値を提供しないといけない。
そんな力量は自分にないのでは?というプレッシャーがこれ。
正体は1と同じ。自分への自信のなさが原因。
対策としては、お客様が何を求めているのかを具体化してみること。
それが曖昧なままだと、見えない恐怖に対して怯えていることになる。
価格に対して何を求めているのかが明確になれば、それを提供できるようにサービスを考えればいいんです。
多分大丈夫だよ!
高額サービスを販売してご期待に添えない場合、返金を求められたり、大きなクレームになるのではないかと心配になる。
これも2と同じく、1と根本が同じ。つまり、自分が価格に見合ったサービスをできないかも、とい不安。
対策は、どんなクレームが発生するのか、どんな方がクレーム発生源になるのかを具体的に予想すること。
そして、
・どうしたらクレームになりそうな人を排除できるか
・どうしたらクレームにならないように工夫できるか
を考える。このように具体的に対策すれば、多分大丈夫だよ。
最後はちょっと毛色が違う心理的抵抗。
お客様を低く見て、高額の商品は払えないと決めつけているパターン。
これは単なる思い込みな事が多い。
対策は、冷静になってペルソナさんについて考えること。
冷静になって考えれば
・お金を持っている人もいっぱいいる
・サービスによってはお金を払うことは十分考えられる
ということが見えてくるはず。多分大丈夫だよ!
高額サービスを販売することについての心理的抵抗を見ていくと
自分がお客様と勝負することを避けている
というマインドが見えてくる。
もちろん、百戦百勝とは行かないかもしれない。
でも百戦百勝できる自信がつくまで待っていては、たぶん一生高額なサービスは販売できないだろう。
負けて、惨めな気持ちになって、お客様に御迷惑をおかけして、ボロボロになるかもしれない。
でもそんなことも乗り越えて、経験値は積まれていくもの。
自分を過大評価しなくていいけど、いつまでも勝負を避けていては、そこから動けない。
精一杯お客様に対して真剣に勝負を挑んでみたらええのじゃないかな、と僕は思います。