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2026/06/03(水)に、ホム育気づきサロン・歴史セミナー「春秋戦国と諸子百家」を行いました。
セミナーダイジェスト
今回のテーマは、中国の春秋・戦国時代に生まれた「諸子百家」。今から2500年前、紀元前の時代。
漫画『キングダム』の舞台となったあたりです。

日本にとってずっと中国は、今のアメリカやヨーロッパのような存在でした。
現在の僕たちが英語を学ぶように、日本人は中国の考え方を必死に取り入れてきた歴史があります。そのため現代を生きる僕たちの思想的な骨格にも、この古代の中国思想が深く染み込んでいるのです。そしてこれらのの思想的骨格は、僕たちのお商売スタイルにも大きく影響しています。
つまり、この時代の思想を知ることで、今のお商売のスタイルの構造を知ることができる!のです。
500年間ずっと戦争していた時代に、何が生まれたか

春秋・戦国時代は、約500年にわたって戦乱が続いた時代です。「川を渡り終わるのを待ってから戦う」という礼儀が守られた春秋時代から、降伏した兵士10万人を生き埋めにする戦国時代へ——。
そんな中、各国が「どうすれば生き残れるか」を考えてコンサルタントを求めた結果、百家と言われるほどの多くの思想が生まれました。それが「諸子百家」です。セミナーではその中から、4つの大きな思想をご紹介しました
礼儀・誠実・人格――「儒家」はブランド経営の原型
孔子が提唱した儒家は、「礼儀を大切にし、人間性を磨きましょう」というスタイル。誠実な姿勢を発信し、学び続けることを重んじる——まさにブランド経営タイプですね。
ただ、理想論すぎて戦乱に明け暮れている当時の国々には採用されにくかったという一面も(笑)。
孔子はどこに行っても歓迎はされるのに、誰も雇ってくれないという状況が続いたそうです。ファンはつきやすいですが、つくしすぎて疲弊しないよう注意が必要なタイプといえるかもしれません。
「自分の作ったルールで死んだ男」――法家が教える仕組み経営
法家は「人は放っておくと悪くなるから、法律と制度できっちり管理しましょう」という現実主義。秦の商鞅はこの思想で国を急成長させましたが、最後は自分が作ったルールによって詩に追いやられてしまいます。逃亡中に宿に泊まろうとしたら「身分証がないと泊められない」と断られた——その規則こそ、商鞅自身が作ったものでした(皮肉すぎますよね)。
お商売で言えば、キャンセルポリシーの明文化・自動化・仕組みづくり。冷たい印象を与えないよう意識することが必要なタイプですね。
「役に立たない」ことが世界を支えている――道家の自然体哲学
老子・荘子の道家は「ありのままで生きたらいい」という思想。善悪も美醜も、一時期の相対的な人間の基準に過ぎない——鳥から見れば、人間の「美人」なんて意味がないですよね。
荘子の「無用の用」という言葉がこの相対的価値観を端的に表しています。この大地も、自分の足が触れている地面だけが「役に立つ」部分で、それ以外は無用に見える。でも、その無用な部分があるから有用な部分が成り立っている。役に立つかどうかは、どこから見るかで変わる、という話です。
自然体・マイペース・人と比べない。リウムスマイル!が提唱しているスモールサービス起業家のスタイルにも、どこかこの感覚があるかもしれません。
「戦争は犯罪だ」と言いながら、城を守りに10日間走った墨家

墨家の墨子は「1人殺したら犯罪なのに、なぜ10万人殺しても犯罪じゃないの?」と言い切った人。ラブ&ピース的な思想ですが、理想論だけじゃなかった。
攻められている小国の話を聞けば10日間走って助けに行き、攻城用はしご車を開発する大国の王様に乗り込んで、机の上で模擬戦争をして「あなたには勝てません」と実証してみせた。言葉と行動が一致していた人でした。
お商売で言えば、仲間と協力・紹介し合い・助け合うスタイル。ただし、ボランティアになりすぎないよう注意なタイプですね。
思想の「ブレンド」が、今も最強のお商売スタイルかもしれない

セミナーでは、どの質問に答えて、自分がどの思想タイプかを認識するワークを行いました。面白いことに、ほとんどの人が複数のタイプが混ざっているんですね。
歴史的に安定していた時代の中国のスタイルは「外向きには儒家、実際の運用は法家、疲れたら道家」という組み合わせだったそうです。
表では誠実さと礼儀を大切にしながら、裏ではドライな仕組みで運営する——これが意外と、長く続けられるお商売の形なのかもしれません。
2000年以上前の思想が、今もそのままお商売のヒントになる。
歴史って、本当におもしろい!