リウムスマイル!では、オンライン決済サービス「Stripe(ストライプ)」と連携することで、ホームページ上からクレジットカードによる支払いを受け付けることができます。
Stripeは、アメリカ発の決済プラットフォームで、初期費用なし・月額無料で始められ、必要なのは決済ごとの手数料のみ。銀行口座の登録や本人確認を行うだけで、簡単に利用を開始できます。
Stripeの導入には、「アカウントの作成」「本人確認」「必要な設定情報の取得」といったいくつかのステップがあります。
ここからは、リウムスマイル!と連携するために必要な設定手順を、順を追ってご説明していきます。Stripeアカウント登録
クレジットカード決済を利用するには、まずStripeのアカウントを作成し、初期設定を行う必要があります。
公式サイトにアクセスして、新規登録と本人確認を済ませましょう。
Stripeをご利用いただく前にご確認ください
Stripeのご利用には、決済ごとの手数料がかかります。
Stripeの利用規約を必ずご確認ください。
Stripeの審査により、ご利用いただけない場合があります。
また、インターネット上で商品やサービスを提供する場合、以下の表示が法律で義務付けられています。
特定商取引法に基づく表示
プライバシーポリシー・キャンセルポリシー
これらはStripeの利用審査時にも確認されます。事前にページを作成しておきましょう。
>>>参考「特定商取引法に関する表記ページを作成・編集する」
>>>参考「プライバシーポリシー・キャンセルポリシーページを編集する」
既にStripeアカウントをお持ちの方は、次のステップへお進みください。
※割販法に基づき、コンプライアンス関連の質問に回答する必要があります。
各項目の回答は、以下を参考にしてください。
「いいえ」
「はい」
「はい」
「いいえ」
この質問はあなた(の団体)がこれまでの事業活動にて違反をしたことは無いか?をヒアリングするものです。
これら違反に類する指摘を受けたことがあるかどうか回答してください。
以上の手続きが完了し、Stripeの審査に通ってアカウントが有効化されると、実際の決済を受け付けることができるようになります。
セキュリティ・チェックリストに基づく対策措置状況申告書
Stripeでは、2024年4月1日以降に作成された新たなStripeアカウントを対象にセキュリティチェックリストの記入が必須となりました。以下に記載例をあげておきます
最終的な判断はStripe社にて行われる為、以下の回答で100%アカウント作成が可能であるかは保証いたしかねますので、ご理解ください。Stripe社の判断の他、各クレジットカード会社の判断でも利用の可否が変わることもあります。ご不明な点は直接Stripe社へご確認ください。
■導入する方法について詳細をお知らせください
顧客にどのように決裁を行いますか?
>その他(例えば、Stripe Checkout や Payment Element)
■自社のウェブサイトで商品またはサービスを販売していますか。
>はい
■1. 管理者画面のアクセス制限と管理者のID/PW管理
管理者のアクセス可能なIPアドレスを制限する。IPアドレスを制限できない場合は管理画面にベーシック認証等のアクセス制限を設ける。
>はい
取得されたアカウントを不正使用されないよう二段階認証または二要素認証を採用する。
>はい
※リウムスマイル!では管理画面ログイン時の2要素認証を用意しています。必要に応じて2要素認証が可能です。
管理者画面のログインフォームでは、アカウントロック機能を有効にし、10回以下(PCIDSS ver4.0基準)のログイン失敗でアカウントをロックする。
>はい
■2. データディレクトリの露見に伴う設定不備への対策
公開ディレクトリには、重要なファイルを配置しない。(特定のディレクトリを非公開にする。公開ディレクトリ以外に重要なファイルを配置する。)
>はい
WebサーバやWebアプリケーションによりアップロード可能な拡張子やファイルを制限する等の設定を行う。
>はい
■3. Webアプリケーションの脆弱性対策
脆弱性診断またはペネトレーションテストを定期的に実施し、必要な修正対応を行う。
>はい
SQLインジェクションの脆弱性やクロスサイト・スクリプティングの脆弱性対策として、最新のプラグインの使用(当該脆弱性が無いものが望ましい)やソフトウェアのバージョンアップを行う。
>はい
Webアプリケーションを開発またはカスタマイズされている場合には、セキュアコーディング済みであるか、ソースコードレビューを行い確認する。その際は、入力フォームの入力値チェックも行う。
>はい
■4. マルウェア対策としてのウイルス対策ソフトの導入、運用
マルウェア検知/除去などの対策としてウイルス対策ソフトを導入して、シグネチャーの更新や定期的なフルスキャンなどを行う。
>はい
■5. 悪質な有効性確認、クレジットマスターへの対策
>はい
■6. 不正ログイン対策
以下の各セクションから少なくとも1つを実装する必要があります。
会登録時
>不審なIP アドレスからのアクセス制限
>会員登録時の個人情報確認(氏名・住所・電話番号・メールアドレス等)
ログイン認証時
>不審なIP アドレスからのアクセス制限
属性変更時
>不審なIP アドレスからのアクセス制限
■委託先情報
貴社に代わってどなたがセキュリティ対策を実行しますか?
>委託先企業
委託先企業名
>有限会社リウム
ASPカート事業者名
>ASPカートを利用していません
PCI DSS準拠の審査を行ったQSA (Qualified Security Assessor)
>レベル3のため不要
APIキー取得とリウムスマイル!への登録
Stripeアカウントの作成が終わったら、次は「APIキー」を取得して、リウムスマイル!とStripeをつなぐ設定を行います。
APIキーとは、Stripeとリウムスマイル!を安全に連携させるための“認証コード”のようなものです。
このキーをリウムスマイル!に登録することで、Stripeの決済情報を正しく受け取れるようになります。
Stripeでは、本番環境用・テスト環境用 それぞれに「公開可能キー」と「シークレットキー」が用意されています。
リウムスマイル!では、以下の4つの情報を設定する必要があります
まずは、本番用のキーを取得し、リウムスマイル!に登録していきましょう。
本番環境用のAPIキーを取得する
まずは、実際の決済に使用する「本番環境用のAPIキー」をStripeから取得します。
上記のような本番環境用のAPIキーが表示されますので、
を後述するリウムスマイル!側のStripe決済連携設定画面に貼り付けます。
シークレットキーについて
シークレットキーは、 一度しか表示されず、後で確認することができませんので、しっかりコピーしてください。
後で確認しようとしてもセキュリティ保護のために、「sk_live...bkbk」のように、省略して表示されます。
もし、コピーなどに失敗した場合は、以下の手順でキーの再作成をする必要があります。
テスト環境用のAPIキーを取得する
実際の決済を行う前に、テスト環境でStripe決済が正常に動作するか確認することができます。
まずは、Stripeを「テスト環境」に切り替えましょう。
テスト環境に切り替わると、画面上部に「テスト環境」と書かれたオレンジのバーが表示されます。
この表示が確認できれば、テストモードに正しく切り替わっています。
テスト環境用のAPIキーが表示されますので、
を後述するリウムスマイル!側のStripe決済連携設定画面に貼り付けます。
APIキーについて
【テスト環境】と【本番環境】に張り付けるキー(文字列)は、それぞれ別のものです。
ここが間違っていると決済ができませんので、しっかり確認してくださいね!
リウムスマイル!にAPIキーを設定する
テスト環境について
「テスト環境」を選択すると、決済の動作テストモードとなり、実際の決済は実行されません。
まずは「テスト環境」で、一連の決済の流れをご自身でテストしてから、「本番環境」に切り替えることをオススメします。
「テスト環境」時には、以下のテスト用カード情報が利用できます。
テスト用カード情報 | |
---|---|
カード番号
|
4242 4242 4242 4242
|
有効期限
|
任意 |
セキュリティコード | 任意 |
※テストを終えたら、必ずこの実行動作環境選択を「本番環境」に切り替えて保存してください。
「テスト環境」状態では、実際の決済手続きが行われません。
Webhookエンドポイントの登録・イベント設定
Webhookは、Stripeからリウムスマイル!に「決済が成功しました」などの通知をリアルタイムで届ける仕組みです。
この設定がないと、決済情報が正しく反映されません。以下の手順で必ず設定してください。
リウムスマイル!でWebhook URLを取得する
StripeでWebhook送信先を登録・イベントを選択する
以下の手順で、Stripeで受け取る通知(イベント)を設定します。
表示された項目の上部にある[すべてのCustomerイベントを選択]にチェック
→ これにより、Customerカテゴリのすべてのイベントに自動でチェックが付きます。
署名シークレットの取得・登録
Stripe管理画面で署名シークレットを取得する
リウムスマイル!管理画面で署名シークレットを登録する
以上で、Stripeの連携設定は完了です。
WEBフォームでクレジットカード決済を有効化
Stripeの連携設定が完了すると、WEBフォームでクレジットカード決済が利用できる状態になります。
このように、WEBフォーム編集画面のSTEP3「支払い方法」欄に「クレカ支払い」が表示されます。
クレジットカード決済を利用したいWEBフォームの設定画面で、「クレカ支払い」にチェックを入れて有効化してください。
※前提としてWEBフォームの設問項目に金額タイプの項目が必要です。
正常に完了するとクレジットカード払いが選択可能になります。
JCBブランドの審査について
ここまで正常にStripeの登録が完了すると、クレジット・デビットカードブランドのVisa、MasterCard、American Expressが利用可能になります。
JCBブランドでの決済対応は、審査が別途行われるとのことです。
通常、Stripeの本番利用を開始後、自動的にJCBでの審査が開始され、状況はStripe管理画面の「設定」-「支払い方法」から確認できるとのことです。
詳しくはStripeのマニュアルページ「 日本アカウントにおける JCB カード決済有効化について」をご覧ください。
Stripeのご本人確認について
Stripeで決済された売上金を指定の銀行口座に振り込むには、その前に免許証やパスポートなどのコピーをアップロードして本人確認手続きが必要です。
Stripeからメールや管理画面で案内されますので、指示に従って本人確認をすませましょう。
申し込み受付フォーム
お申込み受付フォームより、お支払い方法「クレカ決済」を選択していただき、[確認]ボタンをクリックしていただく
内容確認画面
Stripe決済画面
Stripeの決済画面に遷移するので、クレジットカード情報を入力して、[支払う]ボタンをクリックしていただく
テスト用カード情報
前述の「Stripe決済連携設定」画面の【実行動作環境選択】で、「テスト環境」を選択中の時は、次のテスト用のカード番号で実際の決済をすることなく、動作確認ができます。
カード番号 | 4242 4242 4242 4242 |
---|---|
有効期限 | 任意 |
セキュリティコード | 任意 |
受け付け完了
受け付け完了メッセージが表示されます
リウムスマイル!の管理画面のコンタクト一覧に受け付けデータ表示
受け付けたデータは、リウムスマイル!管理画面のコンタクト一覧などに、「クレカ支払い」として表示されます。