ピアノ教室のホームページ作成5つのポイント

2022/02/16
ピアノ教室のホームページ作成5つのポイント

小さなピアノ教室を経営されている方のご相談がありました。

 

そんなに集客数は必要ない。

月に数人が体験に来て、1人が成約するくらいがいい。

 

ピアノ教室というお商売は、

子ども・保護者・ピアノ教師

の三者の相性がとても大切なので、新規の生徒がガンガン来るより、自分のことをよく理解した上で、まずは体験に来て欲しい。

そしてその上で、お互いの相性が良さそうならレッスンにつながって欲しい。

 

なので、

  • ピアノ教師である自分のこと
  • ピアノを教える上で大切にしている想い
  • ピアノレッスンのいろいろな工夫
  • ピアノ教室としてのこれまでの実績

などを整理し事前に保護者にご理解いただけるホームページをつくりたい、とのことでした。



この方凄く本質を理解されているな、と感じました。

ピアノ教室に限らず、マンツーマンで行うお教室(料理教室や・英語教室・書道教室など)は、そんなに集客しても、さばききれないですよね。構造的に。

 

だから、集客数という「量」よりも、自分と会う生徒さん「質」をいかに集客するか、が大切になるのです。

 

そして、そのためにホームページを整備する。

体験に来られる前に、自分のこと、教室のことをじっくり丁寧に説明する場所としてホームページを使う、というイメージですね。

ピアノ教室のホームページ作成・5つのポイント

面談では、この方がピアノ教室のホームページを作成するに当たり、抑えていただきたい5つのポイントを具体的にお伝えしました。


ポイント1.どんな子ども・保護者を対象にするのか明確に

  • どんな子ども、保護者が自分とマッチするのか。
  • どんな子ども、保護者ならやりやすいか。

おもいっきりわがままに対象を決めてしまうほうが、ピアノ教室のホームページの方向性が決まりやすいです。

(ホームページに明記するかは別問題)


ポイント2.ピアノ教師の情報をたくさん。余計なことも

講師であるあなたの

  • 写真や動画
  • プロフィール
  • これまでのストーリー

など、できるだけ多くの情報を開示するようにしましょう。

 

マンツーマンでのレッスン業は、誰から習うのかが内容と同等の重要度を持ちます。


ポイント3.特徴あるレッスンコースを擬似的にでもつくる

ピアノ教室はマンツーマンレッスンですから基本的にはオーダーメードのレッスンになろうかと思います。

しかし、ポイント1で想定した子どもと保護者の願望を叶えるような、擬似的なレッスンメニューを用意することで、我が子をピアノレッスンに通わせるイメージを助けるのです。

 

例えば

 

  • 活発・やんちゃな男子コース
  • おとなしい子のためのコース
  • たのしく絶対音感獲得コース

 

のような、保護者の子どもに対する願望を満たせるようなコースがあれば良いでしょう。



ポイント4.写真をとにかくふんだんに

  • どんな教室に通うことになるのか
  • どんなレッスンなのか
  • どんな先生なのか

体験レッスンに申し込む前に、保護者がイメージできるよう写真をたくさん掲載するようにしましょう。

また動画も数種類あると、保護者のイメージを補強してくれます。


ポイント5.ブログで日常の動きを出す

ブログで

  • 普段のレッスン風景
  • 生徒さんとの交流風景
  • 先生が気づいたこと

などをお稽古日誌的に掲載するようにしましょう。

 

ピアノ教室の日常の「動き」が見えることで、初めてお教室を検討される保護者は安心できるでしょう。

(逆に動きがないと、体験レッスンに申し込むのに勇気が必要になります)


合うお客様と出会うために、他の方の目は気にしない

ピアノ教室がホームページを作成するとなると、どうしてもいろいろな人の目が気になってしまい、内容がふんわりしてしまうことが多いです。

また、他のピアノ教室さんのホームページなどを見て、あまりトンガリすぎるのが怖くなってしまうこともあるでしょう。

 

しかし、ピアノ教室のホームページの目的は

  • みんなに好かれること

ではなく

  • 自分と合う子どもと保護者に体験に来てもらうこと

ですよね。

 

だから、自分の定めた子ども像・保護者像と合わない人のことは考えなくてOKなんです。

ただ、自分とマッチする人に好かれることをイメージしてホームページを作成すると良いでしょう。


先生の個性、どんどん出して、自分らしいホームページで、自分にあう生徒と保護者を集客しましょう!