小さなピアノ教室を経営されている方のご相談がありました。
そんなに集客数は必要ない。
月に数人が体験に来て、1人が成約するくらいがいい。
ピアノ教室というお商売は、
の三者の相性がとても大切なので、新規の生徒がガンガン来るより、自分のことをよく理解した上で、まずは体験に来て欲しい。
そしてその上で、お互いの相性が良さそうならレッスンにつながって欲しい。
なので、
などを整理し事前に保護者にご理解いただけるホームページをつくりたい、とのことでした。
この方凄く本質を理解されているな、と感じました。
ピアノ教室に限らず、マンツーマンで行うお教室(料理教室や・英語教室・書道教室など)は、そんなに集客しても、さばききれないですよね。構造的に。
だから、集客数という「量」よりも、自分と会う生徒さん「質」をいかに集客するか、が大切になるのです。
そして、そのためにホームページを整備する。
体験に来られる前に、自分のこと、教室のことをじっくり丁寧に説明する場所としてホームページを使う、というイメージですね。
ピアノ教室のホームページ作成・5つのポイント
面談では、この方がピアノ教室のホームページを作成するに当たり、抑えていただきたい5つのポイントを具体的にお伝えしました。
ポイント1.どんな子ども・保護者を対象にするのか明確に
おもいっきりわがままに対象を決めてしまうほうが、ピアノ教室のホームページの方向性が決まりやすいです。
(ホームページに明記するかは別問題)
ポイント2.ピアノ教師の情報をたくさん。余計なことも
講師であるあなたの
など、できるだけ多くの情報を開示するようにしましょう。
マンツーマンでのレッスン業は、誰から習うのかが内容と同等の重要度を持ちます。
ポイント3.特徴あるレッスンコースを擬似的にでもつくる
ピアノ教室はマンツーマンレッスンですから基本的にはオーダーメードのレッスンになろうかと思います。
しかし、ポイント1で想定した子どもと保護者の願望を叶えるような、擬似的なレッスンメニューを用意することで、我が子をピアノレッスンに通わせるイメージを助けるのです。
例えば
のような、保護者の子どもに対する願望を満たせるようなコースがあれば良いでしょう。
ポイント4.写真をとにかくふんだんに
体験レッスンに申し込む前に、保護者がイメージできるよう写真をたくさん掲載するようにしましょう。
また動画も数種類あると、保護者のイメージを補強してくれます。
ポイント5.ブログで日常の動きを出す
ブログで
などをお稽古日誌的に掲載するようにしましょう。
ピアノ教室の日常の「動き」が見えることで、初めてお教室を検討される保護者は安心できるでしょう。
(逆に動きがないと、体験レッスンに申し込むのに勇気が必要になります)
合うお客様と出会うために、他の方の目は気にしない
ピアノ教室がホームページを作成するとなると、どうしてもいろいろな人の目が気になってしまい、内容がふんわりしてしまうことが多いです。
また、他のピアノ教室さんのホームページなどを見て、あまりトンガリすぎるのが怖くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、ピアノ教室のホームページの目的は
ではなく
ですよね。
だから、自分の定めた子ども像・保護者像と合わない人のことは考えなくてOKなんです。
ただ、自分とマッチする人に好かれることをイメージしてホームページを作成すると良いでしょう。